アスリートは、炭水化物やたんぱく質に注目がいきがち・・・
実は、ビタミンも大切であることが意外と知られていません。
運動量が多くなるほど、ビタミンも多く必要になるので
アスリートには特に知ってほしいテーマの1つです。
ビタミンには
■エネルギーを作りだすサポートをする
■筋肉の成長やリカバリーを早める
■骨を強くして当たり負けしないカラダを作る
■ダメージを受けた細胞の修復や再生をする
という働きがあることが明らかになっています。
このほかにもビタミンには様々な働きがあります!
たくさん種類があり一度に紹介しきれないため、
今回は、PART1、PART2、PART3の3回に分けて
『パフォーマンスを陰から支えてくれるビタミン』
についてお伝えしていきます。
そもそもビタミンとは?
ビタミンとは、カラダのさまざまな機能を調整し、
人が活動するうえで欠かせない栄養素です。(※1)
車に例えるとエンジンオイルの働きをするのがビタミンです。
いくらガソリン(炭水化物や脂質)を満タンにしても、
エンジンオイル(ビタミン)がなければ・・・車は走ることができません。
ビタミンはなんで必要なの?
筋肉などカラダを作る直接の材料になるわけではなく、
■コンディションを維持
■炭水化物やたんぱく質、脂質などをカラダで使うためのサポート役
といったポジションをとっているのがビタミンです。
カラダの中でほとんど作ることができず、
作られたとしても量が少ないため、食事やサプリメントから摂取する必要があります(※2)
ビタミンってどれくらい種類があるの?
ビタミンは全部で13種類あります。
これをアスリートの方に伝えると
「思っていたよりも多い!」
「そんなにあるんだ!」
という言葉が返ってくることが多いです。笑
これらのビタミンは大きく分けて、
■脂に溶けやすい『脂溶性ビタミン』
ビタミンD,E,K,A
■水に溶けやすい『水溶性ビタミン』
ビタミンB群(ビタミンB1,B2,B6,B12,
ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、ビタミンC
にわけられます。
脂溶性・水溶性の違いって何?
脂溶性ビタミン
水には溶けないという特徴があり、脂肪や肝臓に蓄えられています。
カラダのコンディションを維持する働きをしてくれていますが、
摂りすぎると不調につながる可能性があるため、
不足はもちろん摂りすぎにも注意が必要なビタミンです。
水溶性ビタミン
水に溶けやすいという特徴があり、摂りすぎた分は尿として出ていってくれます。
炭水化物やたんぱく質、脂質などをエネルギーとして使う
ためのサポートをしてくれています。
これが足りていないとうまくエネルギーが作り出せないのです。(※3)
ひとくくりにビタミンと言ってもたくさんの種類があり、働きもさまざまですね。
次回の記事ではコンディションを維持に大活躍の
『脂溶性ビタミン』について詳しくお伝えしていきます♪
GRathP⁺では不足しているビタミンを補い、
コンディションアップにつなげる方法もお伝えしています。
睡眠×腸×ストレスマネジメント
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参考文献
(※1) 上西一弘著「食品成分最新ガイド 栄養素の通になる第3版」2015年
(※2) 鈴木志保子著『理論と実践スポーツ栄養学』日本文芸社2018年
(※3) 厚生労働省「e-ヘルスネット ビタミン」(2019年9月2日閲覧)